デジタルサイネージジャパン2010 - 6月12日(土)

今年で2回目となる、第2回デジタルサイネージジャパンに行ってきました。

今年の目玉はやはり3Dなんでしょうか。
しかし、全体に新味には乏しく手詰まり感を感じてしまったのは私だけでしょうか・・・

やはり、よく見かけるようになったBRIDのようにベタな電子看板が設置者・利用者両方のニーズを満たしているのかもしれません(特に小規模店舗の場合)。

展示品のうち、試してみたいなと思ったのは、分配器でした。

分配器

1台のプレイヤーから多数のディスプレイに映像を表示させる分配器、既にいくつかの会社から出てはいるものの、コストや使い勝手などの問題もあって普及しているとはいえない状況ですが、ぜひ手ごろなものが登場してほしいものです。【と】

意匠制度の未来 - 6月5日(土)

4日、早稲田大学知的財産法制研究センターにて「意匠制度の将来」というシンポジウムが行われました。

意匠法によるデザインの保護について、知財実務家として有名な弁護士・弁理士 松尾和子氏によるプレゼンテーションが主体のイベントでした。
欧州・米国・中国・韓国5極の意匠制度の比較、日本では保護されないタイプフェイスや画面デザイン等に関する各国の保護状況等々、意匠制度の今を概観するのにピッタリの内容でした。

中で一番興味をひいたのは、松尾氏の提唱する「無審査登録デザイン権」でした。
特徴は、
・著作権と同様無方式で(特許庁への登録など何ら手続きすることなく)発生
・保護期間は公開から3年
・公開後1年以内に登録意匠権(現行の意匠権)を取得することが可能(無審査登録デザイン権発生時に遡及するという趣旨だと思いますが)
といったところです。
色々な方が提唱なさっているものと共通する部分も多いですが、クリエーターを保護し、創作意欲を高めるための視点からの提言でした。

個人的に、無審査で一旦権利を発生させ、必要になったら審査を経て登録意匠権に移行させるという制度には賛成です。
もっとも、法制度の整備だけで良いクリエーターの良い仕事を保護できるわけではありません。
制度を活用して、知財を手軽に資産評価できる制度を整備したり、ウェブサイト取引に見られるような取引活性化の仕組みを拡大することが必要でしょう。
同時に、意匠権を活用することで、クリエーターと依頼主が共にメリットを得られるという「常識」を形成すること(「デザインについての意匠権取得&活用したら、こんなに儲かってる!」みたいな)が必要なんだろうと思います。

事業者としては、自身の問題としてその辺に取り組みたいところですが・・・とりあえず零細企業にできることは限られているので、何かできることからやるしかないですね。【と】

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