釜川@宇都宮 - 1月31日(土)

弊社事務所の前には釜川という川が流れています。
かつては豪雨のたびに氾濫が頻発したことから二層式に改良され、下層を本流、上層を親水公園化したということです。
中心街を流れているものの、裏通りに当たることから、川沿いは良くも悪くも静かな地域になっています。

京都の高瀬川にも似た雰囲気を持つこの地域には、小さなバーが立ち並んでおり、夜になると「レモン・ハート」のような世界を楽しめます。

釜川の流れ
デッカイ鯉も泳いでいます

御多分にもれず、人の流れが郊外の大型SCへと向かうようになった宇都宮市ではありますが、大型SCにはないオトナ向けの魅力を持った街として育っていく可能性を秘めたエリアのように思えます。【と】

バウハウス・デッサウ展 - 1月30日(金)

宇都宮美術館バウハウス・デッサウ展が行われています。東京芸大を皮切りに、浜松、新潟を経て巡回してきたもののようです。

宇都宮美術館は、最高裁判所の設計で知られる岡田新一設計事務所の手になるものですが、里山の地形を活かし、駐車場からのシークェンスを堪能できるアプローチになっているのが特徴です。
ということは、駐車場から結構歩くということでもあります・・・

宇都宮美術館
目指す美術館は木々の向こうに・・・

さて、肝心の展示内容ですが、さすがに充実したラインナップでした。
有名な建築や工業製品の数々に見ごたえがあったのは言うまでもありませんが、興味を惹いたのは映像作品でした。シュールなコスチュームに身をまとった人々が「バウハウス・ダンス」なるものを踊る、当時の無声フィルムです。

バウハウスというと、その思想と時代背景が相まって、堅苦しい印象を持っていたのですが、サブカルチャー的なハズシとお茶目さが見え(実際どういう意図で演じられたかわかりませんが)、自由闊達な創作活動が行われていたのかなぁと感じました。案外、現代の感覚と近かったのかもしれません。
ご覧になっていない方はぜひどうぞ(3月29日まで)。【と】

空想建築 - 1月29日(木)

空想上の空間や建築を描いた絵画は古今東西色々ありますが、野又穣という画家が描く空想建築はとても印象深いものです。

一時期「文學界」の表紙を飾ったことで知られる彼の「建築」は、繊細で大胆な造形、現実味があるようで成立しがたい構造を持ち、「孤高」「寂寥」を感じさせます。
自分で建物を建てる機会があれば、ぜひ現実化してみたい造形です。
※尚、勝手にこれを現実化すると、著作権(翻案権等)侵害にあたると思われますので、おカネのありあまっている方でこれを現実化しようと考えている方はご注意ください(笑)

最近は光をテーマとし、作風が変わった模様ですが、パークハイアット東京のニューヨークグリルには、彼の作品が多数展示されているそうです。ぜひ一度行ってみたいものです。【と】

EV(電気自動車)とロータス - 1月28日(水)

デトロイトモーターショーが開催され、「グリーン・ニューディール」を掲げるオバマ大統領の就任があったせいか、米国のEV事情についてのニュースをよく見かけます。

EVというと三菱i MiEVのようにミニカーのイメージがありましたが、これを覆すスーパースポーツEVが「テスラ・ロードスター」です。

憧れの対象となりうるスーパースポーツのパッケージにした発想が素晴らしいのはもちろんですが、米国車らしからぬコンパクトさと造形の美しさに感嘆していたところ、ボディなど車体部分は英ロータスが担当しているとのこと。 確かにエヴォーラと共通するイメージが感じられます(但し、テスラはエリーゼベースだそうですが)。
デザインもさることながら、エンジンなどコンポーネンツを他の自動車メーカーから調達し、軽く安くスタイリッシュなスポーツカーを作るのが得意なロータスを起用したところには、実にセンスを感じます。

ロータスは筆者が最も好きな自動車メーカーなのですが、中でもエスプリ、特にニューシェイプと呼ばれる後期型が一番のお気に入りです。
地味なようですが、お手本のようなウェッジシェイプ、無駄な線のないミニマルな造形、遠目で見ると抑揚がないようで、実は洗練された面構成など、理想的なスーパーカーデザインのひとつではないかと思います。
ニューシェイプは、映画「プリティ・ウーマン」や「氷の微笑」に登場しています。反町隆史が稲盛いずみとのドライブを写真誌に撮られた時に乗っていたのも確かニューシェイプでした(笑)。尚、有名な007用エスプリ(潜水艦に変形するタイプ)はジウジアーロによる前期型です。

脱線しましたが、事実上エスプリの後継車といえるエヴォーラ、そしてその血筋を引くテスラ・ロードスターにも(少しくどい部分がある気はするものの)、エスプリと同様、抑え気味ながら良く練られた造形の魅力が感じられます。
一時期沈滞気味だったロータスですが、クライスラーによるヨーロッパ(新)ベースのEV開発も発表されるなど、新たなフィールドに活躍の場を広げていきそうで、楽しみです。【と】

知財法改正の動き - 1月27日(火)

知財法に大きな改正の動きが報じられています。
これらの動きは、デザイン制作にも大きな影響を与えそうです。

●著作権法
現状では、他人の著作物(≒他人の作品)を使って制作を行うと、原則として著作権・著作者人格権侵害になってしまいます。
そこで、米国などで認められている「フェアユース(公正利用)」規定を著作権法に盛り込むことが検討されているようです。
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20090127AT1G2601D26012009.html
スパゲッティ状態の著作権法ですが、制作を萎縮させない方向に進んで欲しいものですね。

●特許法
現行法は1959年に制定されていますが、2011年抜本改正の検討が進んでいるようです。
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20090105AT3S2604404012009.html
特許庁でも会議資料が公開されています。
http://www.jpo.go.jp/shiryou/toushin/kenkyukai/tokkyoseidokenkyu01_haifu.htm
まだ見えない部分もありますが、権利の積極的な活用を促す方向で改正案が練られているようです。
ちなみに、デザインは意匠権や著作権でしか保護できないという誤解もあるようですが、造形によって進歩的な機能が発揮されるようなデザインは、もちろん特許の対象になります(すなわち、発明ともなりえます)。
「タイヤのトレッドパターンは特許権・意匠権いずれの対象にもなる」というのは、知財業界で有名(古典的)な例です。

●商標法
現行商標法では、文字・ロゴマーク(平面・立体とも)が保護対象となっていますが、ここに音の商標などを加えることが検討されているようです。
http://www.jpo.go.jp/shiryou/toushin/shingikai/new-wg_menu.htm
Wiiなどのゲーム機やBMWのCMなど、一瞬でそれとわかるものも増えています。CIデザインの分野では、これに携わる方も増えているのではないでしょうか。
また、公共標識などの分野では「音サイン」という概念も提唱されています。 ビジュアルと音の一体的なデザイン(そして知財権利化)を考える時代に来ているかもしれません。 【と】

「日報雑報」開始しました - 1月26日(月)

本日より日報雑報コーナーを開始しました。
運輸・交通・サイン関係を中心としたデザイン、デザインに関連する知的財産権、ウェブ関連の話題を中心に、弊社の所在地・宇都宮中心部などの局地的な話題も含めて更新する予定です。【と】

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